入浴介助で水虫感染!?介護職員の水虫感染を防ぐ方法

水虫は白癬菌による感染症で、年齢を重ねるにつれ罹患率も高くなります。

高齢者は水虫に感染している方がたくさんいらっしゃいます。
入浴介助で、介護者が二次感染してしまうケースも少なくありません。

水虫にならないためには、水虫がどういうものなのかを知り、水虫の弱点を抑えておくことで感染予防をすることができます。

水虫とは?

水虫とは白癬菌というカビの一種で起こる皮膚の病気です。

 

水虫の原因となる白癬菌には以下のような特徴があります。

・高温多湿を好む

・角質の中で生きている

・およそ24時間で感染する
※傷がある場合にはもっと感染が早まり、12時間程度であるといわれています。

・足だけでなく、手や体にも感染する

 

どのような経路で感染するのか?感染する条件とは?

白癬菌が皮膚につく

洗い流されず皮膚にとどまる

菌が根を生やし、角質に定着=感染

 

白癬菌はどこにでもいる常在菌ですので、誰でもどこでも触れる可能性はあります。
しかし、感染する人としない人の違いというのは、菌が皮膚に付いた状態でそのままにしておくのか、それとも菌を洗い流すのかというところにあります。

菌が付着した状態で放置すると、菌は皮膚に根をはり、角質に定着してしまいます。これが感染です。

ですので、菌が角質に根付く前に洗い落とすということが肝心です。

ただ、傷がある場合はその傷口から菌が入りやすくなっている状態であるといえますので、通常の健康な皮膚状態の場合よりも、もっと早く洗い流す必要があります。

足をしっかりと洗うということはとても大切なことなのですが、刺激のある素材のものでゴシゴシとこするのは逆効果です。
ゴシゴシとこすることで、小さな傷がたくさんできると、かえって感染しやすい状態になりますので、足を洗うときには、石鹸をしっかりと泡立てて、手で指の股や指を一本一本洗っていくといいでしょう。

かかとや足の裏もしっかりと洗いましょう。

 

白癬菌に感染している人と生活を共にする場合は、剥がれ落ちた角質の中にも白癬菌は存在していますので、家中のあらゆるところに感染元が存在しているという状態です。

浴室だけでなく、部屋の床などもこまめに掃除をしましょう。

くつやスリッパ、足拭きマット、爪きりなどの共有も避けましょう。

 

また、白癬菌は高温多湿を好みます。

一日中靴をはいていたり、指と指の間が密着している場合などは、白癬菌が増殖しやすく、感染しやすい状態であるといえます。
そのような方は特に、帰宅後にすぐに足を洗うなどの工夫をすれば、感染を防ぐことができます。

水虫に消毒薬は効果がある?

アルコール等の消毒薬で、表面に付いた白癬菌を殺菌することはできます。

しかし、予防のために皮膚へ直接消毒薬を塗布するのは適切ではありません。

アルコール消毒を繰り返すことにより皮膚が荒れてしまい、小さな傷がたくさんできて、かえって感染しやすくなるからです。

足をしっかりと洗うということだけで十分に予防することができます。

 

消毒薬が効果的なのは、清掃や衣類の洗濯をする場合です。

脱衣室等の床を清掃する場合、剥がれ落ちた角質を取り除くと共に、合わせて消毒をすることで床を殺菌をすることができるので、家族間、またはお風呂を共有して使用する人への感染を防ぐことができます。

有効な消毒法は、次亜塩素酸ナトリウム、アルコール、熱水です。

 

介護施設での水虫感染防止

まずは、水虫に感染している方がいる場合、その方のケアをしっかりと行うこと。

皮膚科受診をして、適切な薬を処方してもらい、足浴や薬の塗布により水虫の完治をめざしましょう。

水虫の完治には時間がかかったり、再発するすることも多いといわれています。

症状が良くなっても1~2ヶ月は薬を塗り続け、根気強く治療を行いましょう。

他のご利用者や介護をしている介護者自身への感染を防ぐためにも、すでに感染している方へのケアを丁寧に行い、水虫を治すことが、感染の拡大を防止する第一のカギとなります。

入浴介助での介護者の感染予防

入浴介助の際は、介助用のスリッパを履く方、はだしで介助をする方、様々だと思いますが、いずれも介助後に自分の足や手をしっかりと洗えば水虫には感染しません

しっかりと洗うということがポイントです。

入浴介助では、ご利用者の体を介護者が洗って差し上げることが多いと思います。

介助後は自分の手もしっかりと洗うようにしましょう。

シャワーでざざっと流すだけでは不十分で、指と指の間や手首、足のかかとなど、石鹸を泡立ててしっかりと洗い流します。

洗った後は水分をよく拭き取り、乾かすこと

白癬菌は高温多湿を好むので、菌が皮膚から洗い流されていない場合、湿ったところで増殖しやすくなります。

入浴介助後に、「早く他の業務をしなければ」と焦って靴や靴下をはく場合もあるかもしれませんが、よく乾かしてから履くようにしましょう。

ご利用者間での感染防止

介護職員に感染の危険性があるのであれば、当然ご利用者間でも感染の危険性は大いにあります。

感染している方と直接触れ合わなくても、環境次第で感染してしまうこともありますので、注意が必要です。

介護施設をご利用されている方の中には、毎日はお風呂に入らないという方も多いと思います。
洗い流す機会が少ないということは、その分、感染しやすい状態であるといえます。

・爪きりはアルコールで十分に消毒を行う

・足拭きマットは共有せずに、個別のタオルで対応する

・浴室は磨いて洗い流し、脱衣室の床も消毒をする

清潔なものを利用していただくことで、新たな感染を防ぐことができます。

 

また、入浴の際はご利用者の皮膚の状態をよく観察して、早期発見、早期治療に努めましょう。



  
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