職業訓練で介護の資格を取得することのメリットとデメリット

職業訓練には、雇用保険の受給者を対象としたもの(公共職業訓練の離職者訓練)と、雇用保険に入っていない方を対象としたもの(求職者職業訓練)があります。

ですので、雇用保険に入っている、入っていないに関わらず、誰でも無料で資格を取得するチャンスがあるということです。

公共職業訓練の離職者訓練とは

離職者訓練は、ハローワークに登録した求職者(主に雇用保険受給者)を対象に無料で職業訓練を実施(テキスト代等は実費負担)するものです。
この制度を利用して、初任者研修や実務者研修、介護福祉士の講座を受けることができます。

POINT
・原則無料で受講できる。
・受講手当(一日500円、最大40日の2万円)や交通費(限度額あり)が支給される。
・失業保険手当(失業手当)を受給しながら受講できる。(場合によっては訓練終了まで延長して失業保険手当を受給することができる)。
・一定の要件を満たせば、訓練期間中は職業訓練受講給付金(月10万+交通費)が支給される。

テキスト代は実費負担ですが、受講手当(最大40日間の2万円)が支給されるので、かかる費用は実質無料であると言えます。
ただ、実習のための保険や、実習前の健康診断にかかる費用などは自己負担しなければなりません。

窓口⇒ハローワーク

求職者支援制度とは

雇用保険に入っておらず、失業手当を受給できない求職者の方が対象。
職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度です。
失業手当は受給できないのですが、条件を満たせば職業訓練受給給付金として、月10万+交通費が支給され、訓練期間中の生活費として充てることができます。

POINT
・原則無料で受講できる。
・交通費(限度額あり)が支給される。
・一定の要件を満たせば、訓練期間中は職業訓練受講給付金(月10万+交通費)が支給される。

ただ、受講給付金を受給するための要件というのは、かなり厳しいといえます。
その要件は以下の通りです。

◆支給要件(以下の全てを満たす方が対象)
1 本人収入が月8万円以下
2 世帯全体の収入が月 25 万円以下
3 世帯全体の金融資産が 300万円以下
4 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
5 全ての訓練実施日に出席している
(やむを得ない理由がある場合でも、支給申請の対象となる各訓練期間の8割以上出席している)
6 同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
7 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない

窓口⇒ハローワーク

こういった制度を利用し、失業手当等の給付金を受給しながら、働かずに集中して勉強することはできますが、実際は生活費の心配もあります。
社会保険料の支払いや家賃の支払いなどがある方は、給付される金額だけでやりくりしようと思うととても大変だと思います。
でも収入を増やそうと思って、空いた時間にバイトなどをすると、今度は失業保険手当が減額されてしまったり、受講給付金の条件から外れれば給付金を受給できなくなってしまいます。

初任者研修や実務者研修であれば、3~6ヵ月で修了するので、なんとか生活していくことはできるかもしれませんが、介護福祉士となると2年間という長い期間になります。
※求職者職業訓練を受けられる方で、生活費が心配な方は資金融資制度(お金を借りられる制度)もあります。

職業訓練の窓口はハローワークです。
利用を検討している方は、必ず窓口で詳しい説明を受けてから、申し込みを行ってください。

職業訓練を利用することのメリット

費用をかけずに介護の資格を取得することができる。
勉強期間中は働かなくても失業手当がもらえる(失業手当受給の延長ができる場合もある)ので勉強に集中できる。

人によってはメリットにもデメリットにもなること

民間の講座よりも受講時間が長く、実習等もあるので、しっかりと学ぶことができる。
民間の養成機関に比べて受講時間数が多い。

基本平日は毎日通わなければなりません。学校や勉強が苦手という方は苦痛に感じるかもしれません。
学ぶことが好き!という方にはしっかりと学べる授業だと思います。

職業訓練を利用することのデメリット

地域によっては倍率が高い。
選考試験(筆記試験や作文、面接等)がある。
就職を目的とした職業訓練のため、真剣に取り組む態度が求められる。
遅刻や早退、欠席に関して厳しい(手当を受給できない場合がある)。
人によっては訓練期間中の生活費が心配になる。

ライフスタイルやモチベーションに合わせて講座を選ぶ

自分にできるかどうかわからないけれど、なんとなく勉強してみようかなとか、将来親の介護に役立つかもしれないからなんとなく資格を取っておこうかなという気持ちで勉強を始める場合は、もしかすると途中で挫折してしまうこともあるかもしれません。
実務者研修は6ヵ月、介護福祉士は2年という長い年月通わなければならないため、介護の資格取得に対する本気度が試されます。

長い期間学校に通う自信のない方には、スクーリングの少ない民間の通信講座などが合っているかもしれません。
また、実際に働いて実務経験を積みながら介護の勉強をする方が知識や技術が身につきやすいという方も民間の講座を受講する方が合っていると思います。

民間の講座でも一部受講費が免除になったり、無料になったりする制度があるので、以下の記事も合わせてお読みください。

【国の資格取得支援制度】介護の資格を無料または格安で取得する方法

2018.01.21

介護未経験の方におすすめの資格取得応援制度

介護未経験で、興味はあるけれど自分にできるかどうかわからない、仕事を長く続けられるかどうかわからないという方は、民間の就職支援サポートを利用して資格を取得することをおすすめします。

民間の就職支援サポートは、就職に際して希望の条件の施設を紹介してくれたり、施設見学や面接交渉などを行ってくれます。
また、就職後もアフターフォローを行ってくれるので、仕事での悩みがあるときなども相談にのってくれるので心強いです。
無料で利用でき、未経験・無資格の方でも登録することができます。

かいご畑

かいご畑では、介護職員初任者研修の他、介護福祉士実務者研修、介護福祉士受験対策講座なども用意されています。
⇒かいご畑の資格取得応援制度はこちら



  
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