新人介護職員1日目の悩みと解説①【先輩職員さんについて】

今日から入居施設で介護職員として働くことになったAさん、緊張しながら職場へ。
いったいどんなことが待ち受けているのでしょうか?
そしてAさんはどのようなことで悩むのでしょうか?

今回のお悩みは【先輩介護職員さん編】です。

新人介護職員1日目の悩みと解説②【申し送りについて】

2017.10.24

新人介護職員1日目の悩みと解説③【利用者さんについて】

2017.10.24

先輩介護職員さんとの出会い

朝出勤後、さっそく担当職員さんに連れられて、他の介護職員さんにあいさつに回る。
みなさん、介助中でバタバタしていて忙しそう。
それでも足を止めて、あいさつしてくれた。

~職員さんへのあいさつを終えたAさんの感想~
みんな優しそうな人たちだけど、なんだか忙しそう。
ちょっとそっけない人もいたし・・・なじめるかな・・・

解説

新人職員さんが初日に出勤するのは、だいたい日勤として(9:00~18:00)です。
この出勤時間(9:00もしくは8:30)という時間は、朝食後の口腔ケアや排泄介助などで、ちょうどバタバタしている時間帯です。
しかも、疲れ切った夜勤明けの職員さんと、早起きして出てきた早出の職員さんで頑張っている時間帯なので、忙しく余裕がない印象をあたえてしまうこともあります。(職員さんの器量にもよりますが。。。)
忙しい時間帯を超えて後で改めて話をすると、とても気さくな人だった、ということはよくあります。
後日、日勤帯で勤務が一緒になったときに、改めてゆっくりお話ししてみてください。

 

本当は先輩が気を付けなければいけいないことなのですが、悪気がなくても人に、マイナスな印象を与えてしまうことはあります。
もしもこの忙しい時間帯でのあいさつに、あまりいい印象を持たなかった場合は、このことを忘れずにおき、自分が先輩になったときに新人さんやご家族、他の外部の方へのあいさつで、いい印象を与えられるように気をつけましょう。

新人の時だからこそ気づけることがある

新人職員として感じたことは、施設の改善点として問題提議ができます。
すぐに提案するのは難しいかもしれませんが、施設の改善を考える際や自分が先輩職員になったときに役立つ情報なので、感じたことをノートにとっておくといいと思います。
仕事に慣れてしまったら、新人のときに感じていたことは忘れてしまい、いつの間にか自分も先輩職員さんと同じ事をしていた、ということがよくあります。
新人の時の印象や感想というのは、介護業界に染まっていない、一般の方の感覚に一番近い感覚なので、施設の雰囲気をよりよく改善するための貴重な意見となりますので、大切に記録しておきましょう。

仕事の動き方がわからない

先輩から「利用者さんと話をしていていいですよ」と言われて話をしている。
でも、他の先輩職員さんはバタバタ動いている。

~Aさんの気持ち~
先輩たちは忙しそうにしているけれど、自分は座って利用者さんとおしゃべりをしている。
本当に座っていてもいいのかな?
何かお手伝いした方がいいのかな?
なんだか仕事をしていないようで落ち着かない。
出会ったばかりの人たち、はじめて過ごす場所。とても緊張する。。。
何かしなきゃって焦るけど、先輩からは座って話してていいって言われるし。
どうしたらいいんだろう・・・。

解説①コミュニケーションについて

一日目は居心地が悪いので、とにかく役に立とうと思って動いてしまいがちです。
でも、先輩からは「利用者さんと話をしていていい」と言われたのであれば、その指示に従いましょう。

新人さんが戸惑っている、居心地の悪さを感じているのは、先輩職員さんの配慮不足や説明不足が原因です。
でも先輩職員さんが「利用者さんと話を~」と言うのには意図があります。
決してあなたを放ったらかしにしているわけではありません。
(※場合によってはあるかもしれませんが・・・)
どのような意図かと言うと、まずは、『利用者さんにあなたのことを知ってほしい、あなたも利用者さんのことを知ってほしいという意図』です。
利用者さんも、いつもとは違う人がいればとても気になりますし、少しそわそわします。
だから、初日はコミュニケーションをとって、お互いに知り合ってほしいと思っています。

先輩職員さんとのコミュニケーションもとても大切です。
本来は先輩の方から声をかけて、いろんなお話をしてもらいたいところなのですが、余裕をもって新人さんに指導ができる方ばかりではありません。

忙しそうにしていたら、あまり話しかけずらいということもあるかもしれませんが、不安なときは、自分の行動について先輩に質問や確認をしてみるといいと思います。

また、仕事に入る前に、自分がするべきことを先輩に確認しておくといいかもしれませんね。
「今日は利用者さんとしっかりコミュニケーションをとってください。」と言われるかもしれませんし、
「私について、一緒に行動してください。少しずつ業務を覚えてもらいます。」と言われるかもしれません。
なかには、「好きなように自由に過ごしていいですよ。」と言われることもあります。
自由って、とっても困りますよね。
何したらいいんだろう・・・?って思いますよね。

でも介護の仕事って、仕事なんだけど仕事じゃないようなところがあります。

施設の介護方針や雰囲気にもよりますが、職員はお年寄りさんの生活の場におじゃまさせてもらっているので、生活を支えることを業務と捉えることに違和感があるというか・・・。
お給料をいただいてやっているので、まぁ、仕事なんですが・・・。

ご利用者の生活は一人ひとり違います。
みんなが同じ生活をしているというのは、職員がそういう流れを作っているだけなんです。

本来ご利用者との関わりや支援は型にはまらない、はめない。
その時々で判断して決めていく必要があります。
だから、自分で考えて動くということがとても大切になってくるんですね。

でも知らないことには何もできないので、やはり『ご利用者と知り合いになる』ということから始めていけばいいと思います。

解説②職員間の価値観の違いについて

初日は自分のできることが少ないので、働いていないような気持ちになって、居心地の悪さを感じたり、何もできなくて申し訳なく思ってしまったりしますよね。
その気持ちはよくわかります。

また、先輩から何か指示してもらえれば動きやすいのですが、自分で何かを判断して動かなければならない場合、自分の行動が合っているのかどうか不安になったり、他の職員さんの考えが気になったりしますよね。

介護現場には様々な価値観が存在します。

ご利用者の生活・人生を支えるという目的は同じでも、そのやり方やそこに行きつくまでの考え方にはいろいろな違いがあります。
介護方針が定まっているところは、働きやすいのですが、職員間の考えがバラバラなところはとても戸惑うと思います。

例えば、新人さんが積極的に間接業務をしようとする姿勢を喜ぶ職員さんもいれば、間接業務には回らずに、なるべく利用者さんと関わってほしいと考えている職員さんもいます。

ご利用者との関わりを大切にして欲しいと思っている人、早く仕事を覚えて動けるようになって欲しいと思っている人、さまざまです。

残念ながら、新人職員でなくても、ご利用者とお話をしていると、さぼっていると見られる現場も実際あります。
「気が利かない。」とか「使えない。」とかいう声が聞こえてくることもあるかもしれません。

『ご利用者のそのときの気持ちに応える』という大切なことをしているのにも関わらず、それを認められないというのは悲しいですよね。

自分のしたことが、ある職員には褒められ、またある職員には注意され・・・ということがあるのが介護現場の難しいところです。

個人のケアに関してはケアプラン(介護計画)に基づいて行われるので、ある程度の統一はできるかもしれません。

でも、介護をする上で何を大切にしていくのか、例えば安全のための管理なのか、気持ちよく過ごしてもらうための環境整備なのか、ご利用者の気持ちの尊重なのか・・・。

大切にしていくものが違えば、利用者との関わりよりも間接業務を優先する人、利用者の気持ちよりも管理的に安全を確保する人、利用者の気持ちに応えることが一番という人、いろんな人が出てきてしまいます。

全て利用者さんのことを思ってのことなので、何が正解で何が間違っているとかではないですが、バラバラの考えという点では、指導を受ける立場としては少し困りますよね。

新人のときは、先輩職員さんの言われることを覚えたり、言われた通りに何かをすることが多いと思います。

でも職員さんによって言うことが違っていたり、やり方が違っていたりすると困惑します。

どうすればいいのか、困ったり迷ったりすることがあると思いますが、そういったときは、「〇〇さんに言われた通りにしているんですが・・・。」という言い訳よりも、「はい、わかりました。」と一旦受け入れ、その後、なぜそのやり方をするのかという理由(根拠)を聞いてみましょう。※聞き方が悪いと感じ悪くとられてしまうので、注意です。

「そういう決まりだから。」とか、「みんなそうしているから。」という理由であれば、信頼性は低いのですが、はっきりとしたその方の考えがあれば、それを聞くことによって、その分自分の考えや視野も広がることになります。

職員さん一人ひとりから学ぶという気持ちで、接してみてください。

困ったことがあれば一人で溜め込まずに、とにかく相談を!

新人さんは、先輩職員さんに何かと気を遣うと思いますが、不安なことや困ったことがあれば、指導してくれる先輩職員さんに相談してみましょう!

でも実際は、何をどう考えたらいいのかもわからない状況で、言われたことをただ行う、ということで精いっぱいかもしれませんね。

一日目は、ただその場にいるというだけで緊張しますし、とても疲れると思います。

職員さんともまだ知り合ったばかりなので、一緒に楽しく働くためには、少しずつでもコミュニケーションをとるようにしましょう。

お互いの性格や考え方がわかれば、その分緊張も解け、働きやすくなると思います。

 

>>新人介護職員1日目の悩みと解説②【申し送りについて】に続く



  
介護の資格取得制度


介護転職サービスメリット・デメリット

プラズマローゲン




<スポンサーリンク>






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)