認知症高齢者に多い黄昏症候群って何?原因と対応の仕方

夕方になるとソワソワと落ち着かなくなる。
「家に帰ります」と出て行こうとする。

認知症の方によく見られる症状です。
黄昏症候群と言われることもあれば、夕暮れ症候群と言われることもあります。

黄昏症候群の原因

なぜ夕方になるとソワソワしてしまうのでしょうか?

認知症の方に限らず、夕方は世の中全体がソワソワする時間帯だと思いませんか?
世の中全体が「家に帰る」動きで、外では車が帰省ラッシュですし、電車は満員、駅には人が溢れている。
どこかの家からは晩ごはんの支度している匂いが漂ってくる。

徐々に日が暮れて、なんとなく物寂しい気持ちになる。
 

以前認知症の人は人の表情や声のトーンに敏感だというお話(認知症の方を怒らせてしまった時の対処法)をしましたが、場の雰囲気や音などにもとても敏感なんです。

認知症の人を怒らせてしまった時の対応

2017年11月14日

なので、世の中のソワソワ感を感じてしまうのではないかなと思います。
家であればご飯の支度をしなければならないお嫁さんのせわしなさが伝わるのかもしれないですし、介護施設であれば夜勤に向けての職員の動きや、仕事を終えて帰っていく職員の動きが気になっているのかもしれません。

外が暗くなれば、「私はいつまでもこんなところにいる場合じゃない」と思ってしまうのかもしれないですね。

黄昏症候群への対応の仕方

「家に帰ります!」と出ていく方には、どのように接したらいいのでしょうか?
こちらの記事↓でご紹介していますので、参考にしていただければと思います。

【帰宅願望・徘徊】「帰ります」と家を出ていく認知症の人への接し方

2017年11月17日

また、あらかじめ夕方になるとソワソワと落ち着かなくなるということがわかっている方であれば、家事などをお手伝いいただき、それを習慣化できるといいと思います。
自分がこの場に必要な存在なのだということを感じることができれば、自分で「ここにいる」ということを選ばれるようになります。

どんな症状にも共通している!?認知症の周辺症状(BPSD)へのケア

2017年11月2日



  
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