食事の際に使う介護用のエプロンというと、ナイロン製のとても大きなものを思い出されるかと思います。
正面から見ると、散発用のケープかと思うほど体を大きく覆っています。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db12bf.35d3ee1e.16db12c0.1ff95a03/?me_id=1245847&item_id=34706888&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2F1bankanwebshop%2Fcabinet%2Fdsproducts%2F420%2F0001547519-1.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2F1bankanwebshop%2Fcabinet%2Fdsproducts%2F420%2F0001547519-1.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
頭しか見えていない状態で食事をすることに、以前から違和感を感じていました。
こういったエプロンを必要としている人も確かにいますし、エプロンがあることで、衣類も汚れず、床への食べこぼしを防ぐこともでき、それは介護負担の軽減にもつながります。
しかし、食事を少しこぼしてしまう人も、たくさんこぼしてしまう人も、介護者に食べさせてもらう人も、皆一律にあの大きなエプロンを使っています。
介護施設の食堂には、食事介助の必要な方がたくさんいらっしゃいます。
そして、多くの方がこの介助用のエプロンをつけて(つけられて?)います。
介護に慣れていない者から見ると、それは少し異様な光景に見えます。
そして、その異様な光景は、「私はこの中に入りたくない、仲間入りはしたくない・・・」という気持ちを生み出してしまうことがあります。
介護に対してのネガティブな感情です。
「自分もいつか介護が必要になったらこうなってしまうのか・・・」というネガティブな気持ちになってしまうのです。
もしも、自分が食事をするときにうまく食べることができなくて、食べ物をこぼしてしまうとしたら?
もしも、自分が介護を受ける立場だったら?誰かに食べさせてもらう立場だったとしたら?
こうなってしまったからにはしょうがない・・・と諦めるのでしょうか?
介護現場には、介護者にとって都合のいい商品がたくさんあります。
機能的で効率的。
それは、介護者の負担を軽減しますし、無理をせずに介護を続けるためにはとても大切なことです。
でも・・・
それがオシャレだったらもっといいのに!と思います。
介護が必要になっても、ステキに生きていきたい!と思います。
少しでも格好良くてオシャレで、エプロンをつけていることに、本人も周りの人も違和感を感じないようなものがいい!と思い、オシャレなエプロンを探してみました。
いくつかご紹介していきます。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db1c45.0763c62b.16db1c46.45ad7db6/?me_id=1252197&item_id=10000259&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fsourire-f%2Fcabinet%2Fitem%2Fimg57659129.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fsourire-f%2Fcabinet%2Fitem%2Fimg57659129.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
これは本当に違和感を感じない、自然な感じがしますよね。
洋服のような感じで、エプロンをつけているようには見えません。
生地はポリエステルにはっ水加工が施されているのに、柔らかくなめらかな印象です。
大切な人との集まりや外食をするときなどにおすすめです。
男性用もあります。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db1daa.8598d482.16db1dab.7c777a9b/?me_id=1298195&item_id=10000752&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fabilities%2Fcabinet%2Fshohin01%2F03561226%2F608253-sample.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fabilities%2Fcabinet%2Fshohin01%2F03561226%2F608253-sample.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db1db9.4891fd36.16db1dba.d4bd7b6c/?me_id=1220367&item_id=10020572&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fekaigoshop%2Fcabinet%2F54%2F307554_1.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fekaigoshop%2Fcabinet%2F54%2F307554_1.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
襟付きのこちらのエプロンもカーディガンを着ることでさりげない印象になります。
下部分の裏側をめくるとポケットになるデザインなので、食べこぼしをキャッチすることもできます。
ただ、柄があまり洋服向きではなく、いかにもエプロンという感じが少し残念なところです。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db22fe.160f9179.16db22ff.61c3419d/?me_id=1232231&item_id=10499735&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fshopdeclinic%2Fcabinet%2Fmorioka%2F41mwww87bhl.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fshopdeclinic%2Fcabinet%2Fmorioka%2F41mwww87bhl.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db2304.c428a13b.16db2305.6be69292/?me_id=1233731&item_id=10000265&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2F1004shop%2Fcabinet%2F01981651%2Fimgrc0068906333.gif%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2F1004shop%2Fcabinet%2F01981651%2Fimgrc0068906333.gif%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/16db2304.c428a13b.16db2305.6be69292/?me_id=1233731&item_id=10000348&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2F1004shop%2Fcabinet%2F01981651%2Fimgrc0070422363.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2F1004shop%2Fcabinet%2F01981651%2Fimgrc0070422363.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
こちらはスカーフのようなエプロンです。
胸元が少し汚れてしまうという方には、こういったさりげない小さなもので十分ですよね。
エプロンをつける前に・・・
実は、食事をするときの環境(椅子やテーブルの高さの調整)を整えたり、姿勢を整えることで、エプロンを使用しなくても食事をすることが可能になることがあります。
すぐにエプロンの使用を考えるのではなくて、まずは食事をするときの姿勢の調整から行っていきましょう。
食べるときの姿勢を整えたり、椅子やテーブルの調整によって、しっかりと前傾姿勢をとることができ、食べこぼしが衣類につきにくくなったり、こぼれた食べ物が床ではなく、お膳やテーブルの上に落ちるようになることもあるのです。
しかし、それでも人によっては、どうしてもエプロンの使用が必要な方もいます。
介護現場には、「汚れたら着替えればいい」という考えの介護職員さんも数多くいらっしゃいます。
そういったことがその都度できればエプロンを使用する必要はないのですが、職員不足の忙しい介護現場で、結局は衣類が汚れてしまってもその都度着替えをすることができないでいるということも実際あり、理想論が行動に追いつかない場合もあります。
毎食時に何人もの方の衣服が汚れてしまっては、「汚れたら着替える」ということが難しくなってきます。
まずは、どうすれば食事の際の姿勢を整えることができるのか、どうすればエプロンを使用しなくても食事ができるようになるかを考えてみる。
それでもエプロンの使用が必要な場合は、どのようなエプロンがその人にとって必要なのか、個別にアセスメントを行い、エプロンの形やデザイン、幅、長さなどを考えて決めていけるといいのではないかと思います。