【施設介護】介護の重度化への不満(悩み)

入居施設では、ご利用者と長年に渡ってお付き合いさせていただくことが多々あります。

最近特養では要介護3以上の方が入居の条件となりましたが(※例外もあり)、その他の入居施設では、わりとお元気な方も入居されます。

施設全体の介護度の重度化

初めはご自分で歩けた方もお年をとられるにつれて歩けなくなり、車いすを使用されたり、食事をするときにお手伝いが必要になったりします。

心身共に介助をする場面が増えてきます。
そして、それはお一人だけではありません。
周りにおられる方々もみんなお年をとられます。

施設全体的に介護を必要とされる方が増えてきたとしても、職員の数が増えるわけではありません。(※施設にもよりますが・・・)

介護の重度化に伴う介護スタッフの悩み

ご利用者の介護がどんどん必要になってきたときに介護スタッフからあがる声として、次のようなものがあります。

「最近、介助に追われて何もできていない・・・。」

話を聞いてみると、「以前はお元気な方が多く、楽しくレクをしたり外出をしたりしていたけど、最近はトイレの介助や食事の介助や身体的な介助に追われて、楽しみになるようなことが何もできていない。」と言うのです。

楽しみになるようなことをしたい!という気持ちはよくわかります。
以前は計画を立てなくても、毎日のようにできていたのかもしれません。
でも介護を必要とされる方が多くなった今、あらかじめ計画を立てないと実施するのが難しくなっている状況なのでしょう。
状況に合わせて、自分たちもこれまでのやり方とは違う方法をとっていかなけれなならないこともあります。

どうすればできるのか?を考えれば、毎日ではなくても楽しみとなることをやれる手段はいくらでもあると思いますが、それを考えたり計画を立てたりすることすら、もしかすると心身ともに疲れてしまってできない状況なのかもしれませんね。

 

また話を聞いていてもう一つ気になるのは、自分たちが今やっていることに対して、ネガティブな感情を持っているということです。
何もできていないわけではないのに、なぜ何もできていないになるのかな??と思うのです。

以前は、楽しみになるようなことを求められていたかもしれない。
自分たち介護職員にとっても、それは楽しいことだったかもしれない。

 

でも今相手(ご利用者)は、生活(生きること)を求められている。
障害を負っても、以前と同じように生活したいと望んでおられます。

介護士はお手伝いすることで、その方たちの生活を支えているし、命を支えています。

 

必要とされるサービスが、お元気だった頃と今とでは、変わってきている部分があります。

だから、それに応じたサービスをすればいいのではないかと思うのです。
状態に合わせたサービスをしていくというのは、今までできていたことができなくなったという見方よりも、サービスの内容が変わってきたという見方の方が合っているのではないでしょうか。

 

時間をかけてでも口から食事をしてもらうこと。
おむつ交換ではなくてトイレに座って排泄してもらうこと。

以前はあたり前に自分でしていたことができなくなった今、介護士のサポートは大きな役割を担っていると思います。

それはとってもすごいことだと思う。

物事の捉え方を変えてみる

やっつけ仕事のようにただ作業的に介助をこなしていたら、きっとお互いにおもしろくないでしょう。
でも、おいしいものを食べてもらいたいという気持ち。
トイレに行ってスッキリ気持ちよくなってもらいたいという気持ち。
大切な人を想う気持ち。

その介助の一つ一つにどれだけ意味をもたせられるか、どれだけ気持ちがこめられるかが大事なのではないでしょうか。

 

みんなでワイワイ楽しむレクはなかなかできなくなってしまったかもしれない。
でも個々の関わりを通して、心を通い合わせたり、喜怒哀楽の気持ちを共有したりすることはできます。

 

自己満足に過ぎないかもしれないけれど、「自分はこんなに相手のことを大切に想えている」という実感があれば、何もできていないなんて言葉出ないのではないかと思います。

どうすれば少しでも食べてもらえるかとか、どうすれば少しでもラクに移乗ができるかなど、考えて実践していくこと、工夫や創意発見、探究を通して介護を極めていくことも、またこの仕事の楽しさにつながります。

自分の行動の一つ一つが、相手の生活や命を支えている。
毎日すごいことをしているのに、それに気づかずに、ただ疲れだけをためてしまっているのはもったいないなと感じます。

レクが好きな職員さん、介助が好きな職員さん、介護現場にはいろんな性格をもった職員さんがいらっしゃいます。

一人一人がご利用者を支えているし、反対にご利用者からも支えてもらっているはずです。

何もできていない・・・。とネガティブな感情で仕事をすると、本当にどんどん仕事が面白くなくなります。
何か打開策を見出したいのであれば、今の状況で自分ができていること、役に立てていることに目を向けた方が、よほど建設的だと思います。

心と体のメンテナンス

介助をすることが増えると、忙しくなるし、正直体も疲れます。
「やりたいことができない」という訴えの裏には、「疲れた~」という気持ちが隠されているのかなとも思います。

今自分たちがやっていることの意味を再確認するとともに、心身ともにリフレッシュする方法を見つけていければいいなと思います。



  
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