【介護未経験】30代・40代からの介護職への転職

脇目もふらず働いていた20代を過ぎ、人生の中盤にくると、自分の人生を振り返ったり将来のことを考えたりすると思います。もっとやりがいのある仕事がしたいとか、手に職をつけたい、はたまた今よりも楽になりたいと考える場合もあるかもしれません。

そんなときにふと頭をよぎるのが、介護の仕事ってどうなんだろう??という考え。
世間では、介護の仕事はお給料が安く、きつくて大変な仕事だと言われています。

その一方で、介護の仕事にやりがいを見出し、楽しく働いている人もいます。

介護の仕事の実情について、他職種から転職された方の声も含めてお伝えしたいと思います。

介護の仕事って大変??

はい。介護は大変な仕事です。
重労働で体力を消耗する場合もあるし、精神的につらいこともある。
人の生活、人生、命に係わる仕事だから責任も重い。

だけど、介護の仕事を「大変な仕事」だけで済ませるのは少し悔しくもあります。

物事にはいろんな面があって、自分がどんな部分に着目するのかで印象がずいぶん変わってきます。

介護は大変なことも多いけど、優しさや感動もある。
楽しさも笑いも嬉し涙もある。

こんなに人とのつながりが強くて感動する仕事はなかなかないと思う。
それがあるから辞められないという人も多い。

介護の仕事が好きな人、ずっと続けられる人は、人が好きだったり根底に人に対する尊敬や感謝の気持ちがある人なのではないかと思います。

お給料ってどれくらいもらえる??

介護の仕事のお給料は、一般の会社員の平均月収よりも低いといわれています。
月額手取りで20万ももらえないという人もいれば、30万以上もらっている人もいます。
働く場によっても変わりますし、資格やスキルによっても変わります。

転職した人によると、前職と比べて収入が下がったったという人もいれば、逆に上がったという人もいます。
男性の場合は30代以上の方は下がったという方が多いです。

お給料が安いと言われている介護職ですが、近年は介護職員処遇改善として、少しずつ確実に賃金は上がってきています。

以下の表は介護職員処遇改善加算の届出を行っている事業所の介護職員の平均月給です。

(資料:厚生労働省 平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

平成27年と平成28年の差を見てみると、確実に賃金が上がっていることがわかりますね。
ただこれ、ポイントなのは介護職員処遇改善加算の届出を行っている事業所の調査なんです。

介護事業所のなかには介護職員の処遇改善を行っていない事業所もあるということです。
ですので職場を選ぶときには、介護職員処遇改善加算を取得している事業所を選びましょう!

続いて基本給です。

(資料:厚生労働省 平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

基本給は・・・少ない(涙)
介護職員の基本給って、少ないんですよね。。。とっても。
でも、手当てがいろいろつくから、まぁ、どうにか生活していく分には困らない程度にはもらえるというところでしょうか。

ただ、一般の会社ではボーナスが少ししか出なかったり、全くもらえないところもありますが、介護では社会福祉法人など母体がしっかりしているところは、夏と冬合わせて4ヵ月分もらえるところもあります。
民間の会社が経営している介護事業所は少ない傾向にありますが。。。

月収ではなく年収を見てみると、働く場によっては意外にもらえているということもあります。
介護の仕事がお給料が安いといわれているのは、仕事量や内容に見合っていないという意見も多く、もっと貰ってもいいのではないか?というのが介護職の本音です。

お休みはとれるの??

月に9日程度お休みがあります。
シフト制での勤務となる場合は、希望日のお休みなどの調整をしてもらえます。
土日祝日、お盆やお正月も、交代制での勤務になりますので連休は取りにくいといえます。

体力的にはどうなの??

40代の方などは、体力的に大丈夫だろうか?また、今から勉強をして資格をとるのは大変なんじゃないか?と心配されている方もいらっしゃると思います。

実は介護現場で働いている年代として一番多いのは、介護施設の場合は30代・40代です。
訪問介護に至っては60代の方が一番多く働いておられます。

介護の仕事で一番多い年齢層は??

2017.10.13

若い人が多いのかと思ったら、そうではないんですよね。

ある程度年齢を重ねると、人生経験も豊富で、人や状況を受け入れることができたり前向きに物事が考えられるようになります。
そういったことが、対人関係や支援の仕方にも影響しているのではないかと思います。
またスキルアップに意欲的なのも、30代・40代の世代が多いように感じます。

介護職に転職してよかった??

他職種から介護の仕事に転職する方はとても多いです。
介護の学校を出て、介護の仕事一筋でやってきたという人は少ないように思います。
ほとんどが他職種を経験して転職してきた人です。

転職の理由を聞いてみると、以下のような意見がありました。

昔から興味があった。ずっと事務職でパソコンと向き合う仕事だったので、人と関わる仕事がしたいと思った。
(前職 事務職 40代)
介護はノルマがないし、同僚と競うということがない。仲間という意識で働けることが楽しい。
ご利用者からは、自分のしたことで「ありがとう」と言ってもらえたり、笑顔になってもらえるのが嬉しい。
(前職 営業職 30代)
資格をとったり技術を身につければ、ずっと続けられる仕事だと思った。
家庭の事情で一時的に働けなくなったとしても復帰しやすく、手に職をつけておけば将来安心だと思った。
(前職 販売職 30代)

また、転職理由で一番多かったのが、「人と関わる仕事がしたかった」ということでした。
どの職場も人と関わる仕事だとは思うのですが、この言葉の意味というのは、悩みや困難、また喜びや楽しさを共有すること、感動したり、感謝し合ったり、深いところで人との結びつきがあるということなのではないかなと思います。

ただの従業員とお客さんという関係ではなく、一人の人間の生活や人生に携わるということの奥深さや、重みを感じることができるのが、介護の人と人の関係性なのではないかと思います。

介護の仕事って誰でもできるの??

介護の仕事は何歳からでも始められますし、誰でもできる仕事だと言われています。
働く場にもよりますが、未経験、無資格でも勤務可能です。
一番転職しやすい仕事だと思います。

ただ、入り口は広く誰でも入れるけど、そこに長くい続けられる人は少ないように感じています。
人への理解を深めたり、専門的な知識や技術を学び続けなければならないためです。

向上心のない方や、自分の能力でできる範囲のことしかやらないという方は、介護現場でつらい経験をすることになるかもしれません。
起こっている状況に対して、人のせいにせずに自分がスキルアップをしていくことで解決できると考えられる人は、介護にとても向いていますし、必要とされる人になれます。

また、介護現場では社会経験の豊富な方を求めていたりもします。
30代・40代といえば、人生経験や社会経験の豊富な方が多いですよね。

実は介護の仕事をしている人は、社会人としての一般常識に疎い人も多いのです。
会社組織としての一員という自覚が薄かったり、電話に出ることにすら緊張したり、外部の業者やお客様とのやりとりなども苦手だったりします。

前職が会社員の方は、介護職員を経験した後、資格取得などのスキルアップをすれば早い段階で主任や管理者になるケースもあります。
主任や管理者は直接介護とは別のスキルが求められるからです。
社会性や職員(チーム)をまとめる力、全体的な運営を考えられる能力などが必要とされます。

他職種で培ってきた経験を介護の仕事や運営に活かすことで、希望すれば早い段階で昇進することも夢ではありません。

ここがステキな介護の仕事

・人との出会いがあり、継続につながりがもてる
・喜怒哀楽が共有(共感)できる
・人生の晩年に携われる
・人が生きることの圧倒的なすごさを体感できる
・入居施設(小規模・ユニットケア)では散歩や買い物、外食など、仕事のような遊びのような時間を過ごせる
・ゲームや体操など、一緒に楽しむのも仕事

ここがつらいよ介護の仕事

・無理な態勢での介助が続くと腰を痛める
・障害や病気に対しての理解がないと、ご利用者の言動や行動に困惑し、精神的なダメージを受ける
・入居施設では夜勤があり、生活リズムが崩れる(人によっては夜勤が好きな人もいる)
・お給料面で将来に不安を感じる(特に男性で扶養家族のいる方)

 

今の仕事を辞めて介護職へ転職しようか悩んでいる人に伝えたいこと

仕事を辞めて介護職に転職して良かったという人もいれば、後悔する人もいます。
それは人それぞれです。

あなたがどう感じるのか、それはあなたにしかわかりません。
あなたの想いや、今のあなたの置かれている状況もわかりませんので、安易に転職した方がいいとも、辞めておいた方がいいとも言えません。

若い方であれば、やってみたらいいんじゃない?とも言えるのですが、30代・40代というと、いろいろと背負っているものもあるかもしれませんし、慎重にならざるを得ない場合もあると思います。

私は介護の仕事がしたいという人を応援していますし、大歓迎ですが、よくよく考えていただきたいと思っています。
決断するのは、いろんなことを理解した上で、よく考えてからにしてほしいと思っています。

今の仕事を辞めようかどうしようか悩んでいる人に伝えられることは、今の仕事をしながら、新しい世界(介護業界)を覗いてみてはどうかということです。

今の仕事を辞めて転職した結果、やっぱり元に戻りたいと思ったとしても叶わないこともあるからです。

経験してみるということはとても大切で、本当に大事にしているものに気づくことができます。

後悔しないためにも、今の環境の中でできることをまずはやってみてはいかがでしょうか?
知り合いに介護の仕事をしている人を紹介してもらって、話を聞いてみるとか、実際に介護事業所に行って見学やボランティアをさせてもらうとか、仕事を辞める前にできることもたくさんあるはずです。

新しい世界を見てみることで、いろんな発見があると思います。

実は介護業界でも、介護の仕事から他の仕事に転職しても、また介護の仕事に戻る人も少なくありません。
つらいなぁと思って辞めたとしても、離れてみると良さがわかったりします。
長年やってきたことというのは、確実に自分の中で大切なものとして残っています。

あなたがやってきた仕事もその環境も、一歩引いて見てみると、案外悪くないのかもしれませんよ。

いろいろ考えた結果、今の仕事を続けてもいいですし、その仕事で培った経験を介護業界に活かしてもいいと思います。無駄なことは何一つないので、悩んで考えて、行動してみてください。

あなたにぴったりな職場はきっと見つかるはずです。



  
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