【介護の仕事】ケアプランって何??なぜ必要??

ケアプランとは介護サービス計画といい、介護保険を使ってサービスを受ける(提供する)上でなくてはならないものです。

要介護認定を受けてから介護保険を使ってサービスを利用すると、利用料の9割は国が負担してくれます。
だから利用する側は、残りの1割の利用料を介護サービス事業所に支払いすればいいというわけなんですね。
※所得に応じて2割負担の場合もあります。

逆に言えば、ケアプランがなければ介護保険を使って介護サービスを受けることができないということです。

ケアプランとはどのようなものなのか??

介護が必要な方に対して、その方の心身の状態をふまえ、どのような介護サービスが必要か、またどのようなサービスを利用することが望ましいのか計画を立てます。
そして、その計画に基づいて実際に介護サービスが行われます。

居宅サービス(ホームヘルパーやデイサービスなど)であれば、要介護度によってどれくらい介護が受けられるのかがあらかじめ決まっているので、好きな時に好きなだけ利用していいというわけにはいかないんですね。
もしもその介護を受けられる範囲を超えてしまった場合は、超えた分だけ自己負担になるというわけなんです。

介護保険内で介護サービスを受けようと思ったら、利用限度額内でサービスを抑える必要があります。
また経済状況に応じて、サービスの量を調整することもできます。

介護の状況や経済的な状況などもふまえて、介護サービス計画書は立てられます。

ケアプランって誰が立てる??

ケアプランはケアマネジャー(介護支援専門員)が立てるのが一般的ですが、実はご本人やご家族が作成することもできます。
しかし、ケアプランは一度作って終わりというものではなく、介護サービス事業者への予約や毎月の関係書類の作成・届出など、様々な作業が伴います。
ですので、介護保険の専門家であるケアマネジャー(介護支援専門員)に任せた方がいいといえるでしょう。

要介護認定で要支援1または2と認定された方は、介護予防計画書として「地域包括支援センター」のケアマネジャーがケアプランを担当し、要介護1~5と認定された方は、居宅介護支援事業所のケアマネジャーがケアプランを担当しますので、それぞれの介護度に合わせて依頼先が変わります。

居宅介護サービス計画書と施設介護サービス計画書の違いは??

介護サービスは居宅介護サービス(自宅で生活しながら受けられる介護サービス)と施設介護サービス(施設に入居して受けられる介護サービス)とに分かれるのですが、それによっても介護サービス計画書(ケアプラン)を担当する人等が変わってきます。

居宅介護サービス計画書は居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、そして、施設介護サービス計画書はその入居施設に在籍するケアマネジャーが作成します。

ですから、長年居宅のケアマネさんにお世話になっていたとしても、施設に入居すると、その時点で担当が変わってしまうということなんですね。
施設のケアマネジャーは今まで担当されていた居宅のケアマネジャーから情報をもらい、ご本人の意向を踏まえながらスムーズに介護が行えるように引き継ぎます。

居宅介護サービス計画書(ケアプラン)の内容

居宅介護サービスというのは、自宅で生活をしながら受けられる介護サービスです。
例として、訪問介護、訪問入浴、通所サービス(デイサービス等)、ショートステイ(短期入所生活介護)などがあります。

その方の心身の状態や生活状況、ご家族の状況や介護力などを考慮し、どのようなサービスを利用することが必要なのかを、ご本人やご家族、利用を検討している各サービス事業者の代表者等と話し合って計画を立てます。

訪問介護やデイサービス等のサービスをいつどのくらい(週に何回、何曜日の何時から何時まで)利用するかといった、サービスのパッケージのようなイメージです。

そして利用が決まった訪問介護やデイサービス等の介護事業所もまた、それぞれの事業所でどのような介護サービスを行うのか、計画を立てる必要があります。
なぜデイサービスを利用するのか、デイサービスを利用することでご本人が得られるメリットやサービスの提供を任された役割などを考えた上で、ご本人のニーズにそった介護計画を立てます。

各介護事業所でのケアプランは、その事業所の職員が立てますが、必ずしもケアマネジャーである必要はなく、サービス提供責任者や相談員などが担当します。

施設介護サービス計画書(ケアプラン)の内容

施設でのケアプランというのは、入居者の方々がどのような生活を送っていくのか、そのために必要なサービスは何かという、生活に直面したより具体的な内容になります。

ご本人の大切にしている日課や、要望、また入浴、排泄、食事といった生活動作に対してどのようなサポートが必要かなど、実際に介護を行う介護職員と一緒に立てていきます。



  
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